忘年会シーズンですね。
こういう時期はいつも憂鬱になります。
なぜって、挨拶回りがめんどくさいからですよ。
席に座っているのは最初の乾杯までで、後はずっと瓶ビール片手に社長なり上司なりに注ぎに行く挨拶回り
話したくもない相手のところにわざわざ自分から行って、酌してペコペコして
何か肩とかにポンと手を置かれて「おう頑張れよ」なんて適当に労われつつその場を後にする…
そんなサイクルを5人も10人も繰り返して
すっかり料理が冷め切った頃にやっと席に戻ってきたら、余興が始まって
芸を強要される新入社員たち…
ああもう書いてるだけでむかついてきた
全部が全部とは言いませんが、大体こんな感じなんでしょう会社の忘年会といえば。
それでもその挨拶回りをやってみて、「実はこんな効果もありそう」なんて感じたことが1つありました。
改まって話が出来る場になる
なぜそんな空気になっちゃうのかよくわかりませんが、ビールを右手にグラスを左手に持って
「どうもお疲れ様です」なんて話しかけに行くと、何だかその人と改まって話をする感じになるんですよ。
半分くらい残ってる相手のグラスに「いつも気にかけて頂いてありがとうございます〜」なんて言いながら注いでると
向こうも向こうで普段自分に対して思ってることを何となく口にしたりして
お前はなー、責任感は強いんだけど1人でやり過ぎなんだよ、とか
お前の作ってくる報告書は割とわかりやすやすいなーとか
お前ってそういや○○が好きなんだって?とか
こっちはこっちで義務的に話しに来てるだけなので、さっさと終わってしまいたいんですが
向こうはそうでもなさそうで、何か話を続けたがる。
これって考えようによっては、その人と少しでも打ち解ける(打ち解けたと思わせる)良いチャンスですね。
ここで少しいい関係っぽさを作っておくと、翌週以降の仕事がちょっと捗る…かもしれません。
挨拶回りの時はなぜか、その人と普段はできない改まった話というか、個人的な話をすることができる。
このことは、去年の忘年会で俺が感じたクッソめんどくさい挨拶回りを唯一アリかと思う効果です。
そうは言ってもめんどくさいものはめんどくさいけどね
何が悲しくて会社経費じゃなく自分の金で半強制参加してる飲み会で
上司に酒注ぎに行ってヘコヘコして偉そうな自慢話とか武勇伝とか聞かされなきゃいかんのか。
改まった話ができるったって、こっちの話なんか向こうは聞きゃしないんです。
ああもう鬱陶しい。
だからこんな毒を吐きながら俺が考えるのは、「自分はそう思われないようになろう」ということです。
話しかけにくくはなく
話を聞いてくれないこともなく
むやみに礼とかマナーとかを強要しない
そんな奴でいようと。
30後半から40代くらいのそういう上司に俺自身がウンザリしてるので、後輩たちにはそんな接し方を
しないようにしようと考えてます。
いい加減そういう表面だけの礼儀ってのが廃れてくんないかなあ。
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